美しいものしか信じない

イベント忘備録

「少々お待ちください」

Voice Box2019 朗読「王子と乞食」2019年2月9、10日 @日本橋公会堂
 

 

小野さんは美しく、プロフェッショナルで、堂々としていて、楽しそうだった

 

「うまく言えないのですが…一生朗読やりたいです」

 

朗読の2019年が幕を開けた

 

 

 

まず9日。

入り口で配られるパンフレットに心が踊る。

小野さんから2人に当てているメッセージは時間が足りなかったのか、

簡単でちょっと笑ってしまったが、

小野さんが2人を選んだであろうヒントは演技から読み取ろうと思った。

 

ステージは重厚感ある2人がけのソファと小さなガラステーブル、

その上にマイクスタンドでハンドマイクが2本と、革のカバーがついたオレンジの本。

始まる前に友人とこれじゃちょっといいカラオケみたいだ、と話していた。

 

サラリーマン姿の小野さんが下手から登場

手には辞表

 

椅子に座って悩んでいると電話がかかって来る。

「おー、下野」

ここで笑いが起き、笑っていい公演なのか、と察する。

キービジュアルはシリアスだったので少し動揺。

登場人物3人が椅子に座っての朗読くらいの気持ちでいたので、

スーツで一般人な演技をする小野大輔を観られるとは、それだけでもレア。

 

 

電話の向こう口の下野さんはエクセルができず、ワードが少しできるらしい。

 

小野さんが電話を切るとき、フィジカルが強いので、録音素材の「プツッ」とは別に

バシン、と本体を叩く音が客席に響く。

 

電話を切り、下手からソファに戻る際に「唐揚げばっか食いやがって」あったのがおもしろかった。

どこクエ民からすると「アイスばっか」なんだけど笑

 

10日の話。

10日の電話の相手は山下くん。

自転車ばっか乗りやがって、だった。

私はさわやかと肉のイメージしかない(あと小野さんは山下くんに奢らされてるという知識)なので、

マチソワの間に友人と話しながら、

「肉ばっか食いやがって」の話はなかったね、「それいい!」と言い合ってたら、

電話がかかって来たときに「また焼肉おごれか~?」と言ってて嬉しくなった。

 

そして、もう一方では畠中常務&羽多野常務。

電話に出ている小野さんは後輩の時とは打って変わって腰をかなり低く、

ケツを突き出す体勢となっており、やっぱりこの演劇は笑って良さそうだなと。

プルルルルルルと電車音を小野さんがやるのだが、その時の顔がブサイクで可愛い。

前歯を磨くときのように、がっつり歯と歯ぐきを見せる「ウ」の形の口。

それじゃなきゃ出せない音なのか、演技のデフォルメなのかがわからないが、

とてもウケていた。

 

電話の話から、羽多野常務は都市伝説が好きらしく、

畠中常務は筋肉を鍛えていて、腹筋で大根がおろせるらしい。

楽屋でそんな話になったんだろうなとひたすら仲の良さが伺える。

 

辞表の話は切り出せず、最終電車に乗ります~!と嘘をついて電話を切る。

ドアの閉まるプシューの音を出しながら左手に辞表、右手にスマホの手をドアに見立てて、

目の前に両手が合わさったところで、またスマホをパン!と大きい音を立ててタップする。

この切り方、スマホをノールックでタップするのがなんだか男らしくてかっこいい。

 

 

 

よーし、今日は歌うぞ!と言いながらまさかのカラオケフラグに動揺が隠せない私。

舞台セットまさかのあってた!!!!!!wwwww

 

なーに歌おっかな、で以下4曲日替わり

9日昼 U.S.A ダンス付きサビ

9日夜 粉雪(止める人がいないので長い、まさかの最初から。サビで音を外す)

10日昼 We Will Rock You(ドンドンパン、をやらせて、「最近の機材はすごいな」)

10日夜 熱烈とキスキス!!!!(驚くほどのキレの良さ。さすが小野大輔のプロ)

 

粉雪一番面白かった。直前までビブラートきかせて上手なのに!

ちなみに外が雪の降る日だったからの選曲です。

カテコで畠中くんにもやらせてた。

失敗して「出ないっすね!(にっこり)」っていい後輩だなおい!!!

 

クイーンは、最近はまっている映画があるんだよな~の流れで。

ボヘミアンラプソティ(歌の方)とBicycleも好きなんだよな~と言ってて好きな曲が完全に一致したの嬉しい

 

10日夜は何歌おっかな~

俺こう見えてアニメとか声優とか好きなんだよな

小野Dいれちゃおっかな~からの間髪入れずダンス付きメドレー。

声優とか、でもうすでに歓声がすごかった。

近くで見れたので想像以上に仕上がった動きに鳥肌。

本当に無駄がなくて、寸分の狂いもなくピタッと止まる感じ。

プロ。小野大輔のプロ。

客席はみんなクラップ。いい客!!

 

 

そして歌本の存在に気づく。

これはのちに小野さんの台本となるのだが(むしろここまで暗記で一人芝居)、

開場時間からずっとステージに放置しているということになる。

コピーは裏にももちろんあるんだろうけど、

直前の書き込みができないというのもおかしな話なので、

一瞬はけたときに本物と交換してたりするんだろうか?

 

 

 

「王子と乞食」

 

 

朗読を始めると、下手に乞食、上手に王子が出現。

小野さんはだれ?だれ?と怖がるのが本当に可愛いのと、

「店員さーん!」

シーン

「…!? 店員さんなのー?!」が、好き。

この上質なメタ視点(伝われ)。

役にも入りつつ、客の目を意識したボケ。

多分2公演目くらいから出て来た。

 

 

そして2人が出てきて、王子と乞食パートが始まると小野さんは歌う。

もしやこの演劇はミュージカルなのか?と思った。

それもいいなと思う。

なんだっていいのだ、好きなものを見せてくれ。

 

小野さんはとても伸びやかに歌う。私はこの曲が好きだ。

目を閉じて歌うから、本当に美しいんだよな。

 

 

時系列の話をするとキリがないので、ちょっと飛びます。

 

 

さぁ、まずは王様のところ笑

 

ここはひたすら楽しかった。

王様は死の恐怖から遠ざかるために、いつものように子のチッスが欲しいようですw

乞食だったトムが王様にキスなどできるわけがなく、

バレた時の打ち首に震えて全力拒否、一方セクハラばりにキスをせがむ王様w

このシーン、どう考えてもキスを連呼する小野さんが面白すぎるんだけど、

畠中くんは王様に引け劣らぬキャラ立ちをしているから、釣り合いが取れていて2倍笑えてしまった。うまい。

下野さんはこの王様のことをカテコでチッスおじさんと呼んでいた。

 

 

4公演めの「チッス」だけ異常な声の小ささだった。

れ、初見の人は聞き取れないw

王様の声は全く小野さんの声帯に聞こえなくて驚いた。

トータル15役に及ぶ演じ分け。

とりたてて王様は異質な1つだ。生で観ていても驚く小野さんの演技力。

 

ちなみに15役は衣装が大きく変わるので、それも見どころの1つ。

結果、衣装の早替えというものが大渋滞し、水を飲む暇すらない。

4公演目は王様が出て来るの遅いなーと思ったら(あそこが一番の早着替えと言ってた)、

おぉぉぉおぉ…とか言いながら着替えているってのは面白かった。

 

「チッスじゃぁ…」(弱々しい)

「え!?ち、ちっす?(とは?)」

「キスじゃ(きっぱり)」

 

クッソワロ

 

フレンチキスじゃ(流暢)」

 

ちょwww

 

笑顔で口を閉じて頬をちょっとゲスト側に寄せるの。

ほほを指でつついて待つ。

キス待ち顔可愛かったなぁ…。

キスしてくれ、を繰り返し言ってくれる推し。

…たださっきも言ったがこの役は小野さんの声には聞こえないんじゃぁw惜しいのうw

 

 

 

ゲストに少し触れよう。

序盤でトムが王子に食事に招かれるくだり、畠中くんの演技が良かった。

素直なトムは本当に今気づいたリアクション。

それでいて、のちの悪役(弟)の演技がまるっきり違う。

畠中くんは当て役に見せかけて、実はそうではない。なんでもできる役者だ。

 

下野さんはどこクエで好きすぎたので生で観れたのが嬉しい。

私はユーゴがコソ泥計画を持ちかける「おーいおいおい」のくだり、

10日昼公演が一番好きで、

下野さんは何言ってるか聞き取れないくらい何の演技が過剰で(小野さんも「大げさすぎる」というツッコミをする)、

羽多野くんもよく聞こえない、というアドリブをするし、

あそこは掛け合いの妙だった。

ちなみに10日夜にアナゴさんのモノマネ始めた時は小野さんが素で爆笑してた。

 

羽多野くんはカテコで小野さんが大好きなのが伝わって嬉しい、

山下くんは堂々としたいい演技で声の伸びが素晴らしい、一番ギャップがあった。

 

そしてやんのかやんねーよの即興w

小野さんから振ってたけど、下野さんもよしきたって感じですごく自然。

体をぶつけあってる時の小野さんはマイルズじゃなくてただの小野さん。可愛すぎた。

あれはDGSで見れない小野さんなんだよな~ありがとう下野さん。

 

あと、寝ているところで光を当てられて手を上に伸ばすくだり。

本物のトムは手をグーにする、の布石があっての日替わり演出。

面白かったのは9日夜公演の手をHにしてヘブンズ。

完璧なシンクロ。

 

10日夜のワンチャンス先輩も小野さんの好きなギャグなので(ギャグじゃない)

とってもほんわかした。

 

 

 

 

そうだ、9日夜に小野さんがマイルズとトム父を舞台上で回転して役を分ける時、

後ろを向いた瞬間だけ鼻を拭ってた。

役に不必要な動作は見えないところでしかしないのだろう。

その一方で、ゲストとのわちゃわちゃは見せたい要素、と言ってたのもわかる。

小野さんは化学反応を起こせそうなゲストを選んでいたのかな。

下野さんと羽多野さんは「自分に似た人」と言っていた。

 

 

さて、ぶっ飛ばして推しのハムフレイくんのくだりを書く。

ここ長文です。

 

私は小野大輔のショタ声が本当に好きである。

入口が十四松だというのがきっかけかと思っていたが、

もしかしたらそうじゃないかもしれない。

可愛い小野大輔、が好きなので、それの最上級なのかもしれない。

とにかくハムフレイくんは声、見た目、境遇、ポジティブさ、全てドンピシャ。

養わせてほしい。

 

トムが印鑑をなくし、ハートフォード卿が罰の話をするあたりから、

次のシーンのハムフレイくんとの邂逅を考えてしまってそわそわする。

 

1公演目の衝撃といったらなかった。

ハートフォード卿は舞台袖にメガネと胸のひらひらを投げる。

直後にストールを返される。

キャッチに失敗してしまい、それを拾う小野さん。

みんなの注目と笑いの集まる中、ゆっくりと手にして首に巻きながら聴こえてくる声。

 

「少々お待ちください」

 

この3回繰り返された声に心は完全に持って行かれた。

 

 

13歳くらいの男の子。

驚くべきはウィッピングボーイの間、

小野さんの眉はずっとハの字で、表情も13歳に見える。

本当に不思議だった。

表情から雰囲気からガラッと人が変わってしまったのだ。

 

「ウィッピングボーイにございます!」

かっっっっっっわいいいいいいいいい

 

あまったるいあざとい高い声。

素直で、優しくて、思いやりがあって、少しだけ世の中が怖い声。

自分の仕事はこれだと信じて疑わず、しかもそれを幸せなことだと受け入れてしまっている。

可能性を教えてくれる人に出会えず、視野が広がることはない。

自分というものがない。

けれど不幸ではない。

誇りすらある。

それはもう、この時代の常識がそうだからだ。

ウィッピングボーイは必要な存在、だからだ。

 

王子にとってウィッピングボーイは服が変わると分からなくなってしまう存在だから、

ウィッピングボーイが鞭で打たれていようと、罪悪感は感じないのだろう。

正直、王子への罰として機能しているとは思えない。

ハートフォード卿が罰の話から

すぐにウィッピングボーイに結びつかなかったのもそうだ。

となると、ウィッピングボーイの需要は教師側だ。

自分が逆らえない立場がはるかに高い相手への苛立ちを、

代わりにウィッピングボーイにぶつけるのだ。

 

一方でハムフレイくんの解雇しないで、の言い分は非常に的を得ている。

自分は家族を支える大事な稼ぎ頭である。

(友人が「両親がいるなら父親は何をしているの」とキレていた)

いらない、と言われた時の彼の絶望感はしんどかった。

 

トムは本来その立場が分かるはずなんだが、

言葉をミスったのか、本当に解雇することが良いと判断したのか、

はたまた困り顔のウィッピングボーイを私に見せてくれるサービスだったのか(これだな)。

小野さんの泣き顔と絶望顔はなんとまぁ可愛かったことか。。。

というか、あの箇所しんどいんだよな。。

 

話を戻すけど、ウィッピングボーイの需要と供給は一致しているが、

本当にここを疑う人間がいないというのが

一番60年代のイギリスの異常さとしてわかりやすい描写だった。

王が全て、人権は二の次。

 

ウィッピングボーイは10日夜だけ会話が違った。

羽多野くんに合わせたのだと思う。

ギリシャ語の授業で問題を2問ほど間違えあそばされましたね?のくだりで

畠中くんは「そうであったかもしれない」

羽多野くんは「そんなこともあっただろうか」

ウィッピングボーイは羽多野くんに対して「ありました!」と強く出ていてびっくりした(可愛い)

 

あと、ケツを客席に向けてばっちこーい!って言ってくれるんだけど、

そのときの

 

歯並びの良さ!!!!!!!!(そこ?)

 

 

 

ハァッ!て言いながらまたケツを叩くんだけど、

ケツを見るか小野さんを見るかで忙しい。

ばっちこーいは9日夜には「ばっちこい?」みたいなバージョンがあったり(ハムフレイとして再登場時)、

ひたすら可愛かった。

 

ハムフレイくんは後半の再登場時、

9日昼(夜?)は衣装がちょっと曲がってたりした。

衣装をエドワードに見せる時にくるんて一回転する日と、

ひらひらを手で持って足をずらして膝を曲げる女子スタイルと2種類ある。

言わずもがな、どちらも可愛いが飽和する。

 

ふと、自分がトムの立場でハムフレイくんの職を解いてあげる、が

もし思いつかなかったとしても、絶対に悪いことはできないなぁ。

役人にするからねと言ってくれたトムが本当にありがたい。

本物の王子の友人にもなるし、結果として最善解。えらい。褒美を遣わす。

 

10日昼のカテコで「ばっちこーい」を最前列に配っていて羨ましかったなぁ。

 

 

 

 

さて、次に鞭で打たれるシーンも書いておこう。。

推しが鞭で打たれるシーンを見れるなんて、と思っていたのは2回目までで、

結局10日夜はもう全く不純な気持ちにはなれなかったんだよなぁ。

別に小野さんもセクシーにしようとしてたわけじゃないし、普通にしんどかった。

ソファに仰向けに落ちた時、顔が上を向いていて顎から鼻の高さを眺めるアングルは、あまりの彫刻っぷりに、ここにキャプションを添えてルーブルに展示しなきゃと思ったものだったが、

回数を重ねるとなんだかもうそんなことは考えられなくて、

マイルズ卿立派だよ…と思った。

 

ソファといえばここと、王子に朝ごはんを振る舞うところと、最後のカラオケボックスの夢オチ時が、三代小野大輔ソファ似合う色気だだもれタイムになるのだが、

手を背もたれに添わせているところは大人の色気がすごい。

9日夜公演は手すりに体を預けていたので、そうでもなかったんだけど、

しぐさ1つで魅せ方をここまで操れる人なんだなと感じた。

会場が色めき立っているのも伝わる。

 

 

ちょっと衣装の話もしよう。

 

 

門番の服装が鬼のように可愛くて(中身は可愛くないんだけど)、

1回目の観劇時は変な声が出てしまった。

ちょっと体を落としてタタタタタタ…って来るのが鬼可愛い。

あと虫ケラめ!とかゴミカス!とか生きる価値がない!とか小野さんから発されるのがすごくよい。

 

あと門番は後ろで控えている時が本当に美しい。

前でトムエドが名前や住まいの問答をしているときに後ろで控えている小野さんが可愛い。

羽多野さんがむせたときに、ん!?ん!??って門番を忘れるのも可愛い。

 

 

門番の衣装引きちぎりは9日昼は失敗してて、

ビリッて音が聞こえるのに脱げてないので、

どこを破ったんだい…?と。

それをすぐに直したのか、その回の次の登場時には問題なさそうに見えた。

9日夜は丁寧にマジックテープを取っていた印象。

ここ、練習したかスタッフが修正したか、本当にうまくなっていたので

推しは秒で成長している…と天晴れな気分。

 

とまぁ全くもって中途半端だけどここでタイムアップ。

レポに見せかけたただのメモと感想戦でした。

 

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楽な道を選ぶな

壁を乗り越えろ

 

小野さんは一番伝えたいことを歌なら伝えられる、と言っていた。

ミュージカルではないのに歌を入れた理由が今分かった気がする。

 

さっそくこのブログ内容含めてあまりできていない気がするけど、

やってみます。

 

朗読が楽しいと語ってくれて、

また2日間ともゲストに成長を与えて、私たちに人望と明日の活力を見せてくれた。

好きな人が好きなことをしている姿は偉大だ。

 

次はサイン会か。

個人的な目標2つ。

・目を合わせる

・言いたいことばかり言わない、キャッチボール

いい思い出にしたい〜

 

 

どうなることやら

 

⋂⋂⋂⋂
(  ̮  )

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「興津くんがインフル組にタマァ取られた」

ゴクドルミュージック発売記念イベント2019113日(日)@星陵会館

 

 

懸念していた興津さんのインフルによる欠席。

漢組のゴクドルミュージックを楽しみにしていた私には辛い宣告であった。

なんなら今日はキンブレをカバンに4本も忍ばせていた。

小野さんのライブですら2本だというのに。

 

興津さんはどうやらインフル組にやられちまったらしい。

魂だけはここ(会場)に届いてる、と時折遠くをみつめる小野さん。

死んでない!死んでないよ小野さん!

残念ながら漢組のゴクドルミュージック披露はないなと思いつつも、

出演者の欠席をここまで笑いに変えられる空気感は心地よく、

最高のオープニングになった。

 

トークテーマはそれぞれ好きだったシーン。

虹組はこのアフレコは一夏の青春だとまとめていて、その話を見守る目が親戚のお兄さん。優しい目。

しかし監督がぶっ飛んでいるので、下ネタの応酬となる。

小野さんは放尿で虹がかかるシーンが好きだと言っていた。

あとなぜか日野さんと監督が質問を覚えられない病にかかる。

  

レコーディングの話にも。

スケジュールパツパツの中、「漢組のOPED録りたいんですよ~へへ。でも難しいんですけど、でも録りたいです。7話なら入れられますね!録りましょう!」みたいなノリでレコーディングして急遽入れたとか。

ありがてぇ

 

 

ちょっと脱線するが、イベント後に合流した友人に「上手(かみて)側が神席だったね」と言われた。

恐らくゲームコーナーの2回戦を指していると思われるが、

言っておこう、そんなことは全くない、

 

 小野さんの人見知り力をなめてはいけない  

 

と。

 

 

この日のゲームコーナーは伝言ゲーム。

とあるキーワードがあり、口の動きのみでヘッドフォンをつけた相手に順々に伝えていくもの。

ヘッドフォンからは大音量の「U.S.A.」が流れているため、伝える側は声を出してOK

そして勘のいい人なら気づくと思うが、この選曲はグッジョブすぎるチョイス。

 

虹組、漢組に分かれて勝負。司会のエンドウ.さんも漢組、監督は両チームに参加。

 

「虹組が勝てばこの後のライブに1曲『星のかたち』が追加されます。

 漢組が勝てば賞金1000万!最近流行りの金のバラマキです(ZOZO社長のこと)。」

と発表されたので、なるほど、と会場中がこの勝負の趣旨を理解する。

小規模会場なのでこの辺の統率感はとても気持ちがいい。虹組の勝利が内定した。

もちろん虹組のお題も簡単だ。なんなら今説明があった「星のかたち」がキーワードに設定されるというこの親切設計。

間違えるはずがない、と思ったのも束の間、一人目から大幅にずれていくキーワード。

結局「恋のサカズキ」で不正解となった。

最初の三文字「ほしの」「こいの」の子音が同じだったので仕方ないのだが、指折り発音して6文字を伝えようとした貫井さんの努力が、なぜか直後に7文字でカウントされた瞬間はとても切なかった。

そして見所はもうひとつあり、伝言中以外のメンバーは基本的に暇。

繰り返すがヘッドフォンからは大音量のU.S.Aである。

DGSで話題に出て、その後フーターズ回や、ddtでも話題にのぼったりD.A.Tの「AXIS」のダンスに取り入れてしまったり、小野さんが黙っていないはずがないのだ。

しかもここで重要なのは、小野さんはヘッドフォンをしていない!

虹組の残り2人がキャッキャ踊る中、俺も聴きたいと言わんばかりにうずうずとし、わざわざ置いてあるヘッドフォンにマイクを向けて会場に「U.S.A.」を聴かせたり、ちょいちょい踊り出す推しはとても可愛かった。

その後漢組のターンとなる。

ついに小野さんの本気のUSA

と思ったのも束の間、

あぁー!!1人目のプレイヤーなのでヘッドフォンがつけられない!!!笑

これは残念すぎる。

 

しか日野さんナイスアシスト。

よく知らない曲らしいのに断片的に歌う踊る。

便乗する小野さん。踊れたね!!やったね!!!(お遊戯会に参加する保護者の目線)

 

漢組へのお題は「私、女の子なんだもん」というゴクドルミュージックの歌詞。

伝える小野さんは体くねらせたりしてなんとまぁ可愛いこと。

そして、一文字ずつ伝えようとする周りのメンバーとは違って、

 私 / 女の子 / なんだもん

の区切り方で伝えようとして何度も繰り返していた。

これは正攻法な気がする。一文字ずつでは聞く方も正解を導きにくい感じがした。

おかげで日野さんには「私女の子だもん」と伝わった。

ちょっと首を傾げながら、そして貫井さんに「なん、が抜けちゃった」的なお話をしながらも満足そうに見守っていた。直後に崩れるけどな。

 

そして両者ともハズレ。

再チャレンジが始まる。

虹組は再度ハズレ、「おしりさかむけ」という今日一番のパワーワードが生まれる。

 

そしてついに小野さんヘッドフォンチャンス!(私はなにを楽しみにしているのか)

さらに回答者で3人目ポジションなので、

来ました!上手サイドチャンス!!!!!

そう、何を隠そう私の席は上手のサイドだった。

星陵会館は会場の作りが独特で、私の席はステージよりやや外側で90度左を向いており、

出演者が左を向いた瞬間に相対するという作りをしている。

 

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(公式よりお借りしました。この右席)

 

つまり、ヘッドフォンをしてU.S.Aを聴き、伝言の順番が来るまで時間を持て余す小野大輔さんと正面で向き合う席なのである。

 

 

羨しかろう!!!私もそう思ってた!!!(フラグ)

 

 

一緒にU.S.Aに便乗して踊ろうぜ!伝言ゲームなんてどうでもいいぜ!くらいには思っていた。

推しは一枚上手だった。

 

 

え!?どこ見てるの!???!!!!?!!?

 

 

ステージ上手側の上部(もちろんなにもない)をただ真顔で見つめる小野さん。

友人が「小野さんモゴモゴしてるの見えたんだけど、そっちと会話してたんじゃないの?」

当たりです。モゴモゴしてました。いや、モゴモゴしてただけなんです。

なんと口すら開けてない。あれなに?

誰が想像したことか、大好きな「U.S.A」を真顔で踊ることなくただ爆音で聴きながら空虚を見つめる小野大輔を。

小野さん以外の出演者全員がステージ上で伝言ゲームを楽しんでいる。

いや、客席も。

小野さんだけが何が起きているのか知ることはできない。

そうか、そうか

 

うん、そうなるな

 

 

この後ライブのために転換となり、間を漢組+監督のトークでつなぐ。

監督は東映えいがまつりでゴクドルズの下ネタ回を放送したいらしいが、

どうやらこのイベントは子供向け。

5分番組でいいから!と謎の譲歩。

 

5分のために集められるのかよ!と小野さん。確かに。

下手したら俺らは出番ないじゃんと日野さん。確かに。

 

あと昨年の54日の誕生日はゴクドルズのアフレコで誕生日をお祝いしてもらったんだそうです。よかったね。

そして打ち上げは感動的だったとか。

ところで、話の途中でライブの準備OKがフリップで出ているんだけど、小野さんは話を繋ごうと真剣だし、監督は喋りたいことが山程あったりして、

司会の方が先に行きたくてうろたえている状況に客席だけが気づいてクスクス笑うという構図に。

ちょうど「キャスティングってどうやって決まったんですか?」の話のあたりで、

小野さんが「なに?」と客席の反応の意味が本当にわかってない感じで聞く。

司会の方が「そろそろ~」を入れてしまうが、日野さんおかまいなし。

「もっと話してもいいですか!」で盛り上がる客席。

みんなひとり客とは思えない団結力!

この日連番席ないのに!いいぞ!

 

そしてもうちょっと話しますか~(司会かわいそう)から、

キャスティングの話に戻る。

3人が3人ともをオーディションを受けて、スタッフもおもしろい3人を取った、というニュアンス。3人選んでからその後配役を決めたということかな。

なにせ小野さん曰く、漢組は個体差あんまない、ということなので問題なかったのでしょう。

 

そしてやっとライブに行く流れへ。

 

 

「星のかたち」で「ハァ~」ってため息つくたびに目を閉じて小首をかしげてしゃがむ虹3人の可愛さはやばかったです。

OPEDともに曲が好きなので、全力で楽しむ予定だったんだけど、

さっきまでの推し可愛さの余韻が酷く、

心がふわふわしたままキンブレを3色振っていた。

 

で、ゴクドルミュージック。

これ、今でもフラッシュバックする。

 

このあとに漢組バージョンはやっぱないんだろうな

 

と思ってたら急に開く舞台袖のカーテン!!!!!!!!

 

小野さんが満面の笑みで乱入して来て、つんのめりそうなくらいに前に出て

 

「パーリラ!パリラ!パリラハイハイ!!!!!!!」(ハイハイが本当にうるさい(褒めている))

 

めちゃめちゃ盛り上げて来る!!!!!!!

サプライズ登場と、出演者のテンションに負けじとやばいくらいに盛り上がる客席。

 

めっっっちゃくちゃ楽しかった!!!!!!!!!

 

そして最後のシメで写真にも上がったあの片足上げて小指立てるポーズ!

誰ですか!その振付師は!!いますぐ口座番号を教えなさい!!!

 

可愛いが飽和してイベント終了。

みなさんがまた2期やりたいです!と挨拶し、

監督のみが東映えいがまつりに出たいです!と言い残したところで終了。

 

最後ステージ袖で、

 

「ラブラブぴょんぴょん!!!!!!(超ドス声)」

 

と言い残して去っていく小野さん。

 

掃けて行く様子が見えたけど、役に入ったままなのか、日野さんを振り返ることもなくのしのしと堂々と去って行かれるのも、手応えを感じているのが伝わってとても良かった。

 

いい2019年の幕開けとなりました!

 

⋂⋂⋂⋂
( ̮ )

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永谷園の提供でお送りしました。